全国的にはお盆といえば8月ですが、
東京では今日が盆の入り。
わが家でも祖先の霊を迎え入れるために、飾り付けがされていました。
位牌の前に飾られるキュウリの馬とナスの牛。
小さい頃には「何だろう?」と思っていましたが、
ちゃんと意味があるものだったんですよね。
なんでも、祖先の霊が「キュウリの馬」に乗って早く来てくれるように、
名残惜しいので「ナスの牛」に乗ってゆっくり帰るようにとの願いを込めたものなんだとか。
今日、迎え火を焚いて祖先の霊を迎え入れ、
14日、15日と家に留まり、16日に送り火を焚いて送り出す、というのが一般的なお盆のスタイル。
お供えものも、13日はお迎え団子(あんこのついたお団子)、14日はおはぎ、15日はそうめん、16日は送り団子(白い団子)と毎日変えてゆくのが、
家の中で行うスタンダードなスタイルのようです。
思えば、物心ついて以来わが家もずーっとこのスタイルでやっているようですが、
母親は誰にこのやり方を教わったのだろうか。
今まで聞いたことがなかったけど……今日帰ったら聞いてみようっと。(ひ)