本来は「日記」であるはずものが、
しばしば途絶えがちなのは、僕こと(ひ)がサボってしまうから。
幼少の頃から当番とか、そういうのは苦手だったのですが、
齢(よわい、と読ませたい)50を超えても迷惑をかけてしまってはダメダメですね
日記はサボっているクセして、観劇とか映画鑑賞とかはしっかりしています。
昨日は映画のはしごをひさびさに敢行!
朝11時から六本木ヒルズで東京国際映画祭の『刑事ベラミー』(クロード・シャブロル監督の遺作)、
午後の2時半から川崎のチネチッタで『マザーウォーター』の初日舞台挨拶付き、
そして夜19時50分から再び六本木ヒルズで
東京国際映画祭のコンペティション作品『海炭市叙景』を鑑賞。
3本のはしごで終わったのは夜の11時前でした。
我ながら元気だなぁ、と感心ししました
『海炭市叙景』は、152分という大作ですが、淡々とした語り口調なのに飽きることなく、
緊張感のある役者さんたちの演技と美しい映像でぐいぐいと引き込まれ、
じわっとした感度が残りました。
12月に公開されるそうなので、興味がある人はご覧になったら。
今週とても感動したのは、
赤坂ACTシアターで観た坂東玉三郎さんの『牡丹亭』。
その感動は言葉ではとても表現できないくらいなので、
ここでは詳しくは書きませんが、
ひとことで言うと「この人と同じ時代に生きていて良かったな」という感じです。
何かを観て、そんなふうに感じたことってありませんか?
僕はこれまでの人生の中で何回かありました。
古くは長嶋茂雄さんの野球、シルヴィ・ギエムの『ボレロ』と『マノン』(相手役はジョナサン ・コープ)、
市川猿之助さんのスーパー歌舞伎、玉三郎さんの『鷺娘』、
中村勘三郎(当時は勘九郎)さんと野田秀樹さんの『野田版 研辰の打たれ』の初演など。
いいものを観るとしあわせな気分になれるから不思議ですね。
これからも、もっともっと感動できるものに出会いたいな
今日はこれから東京国際映画祭サクラグランプリ作品の上映会に行ってきます。今年のグランプリは、イスラエルのニル・ベルグマン監督の『僕の心の奥の文法』だということです。
楽しんできまーす。(ひ)